专利摘要:
電子部品用の冷却装置であって、両面に熱交換素子(22)が設けられているプレートを備え、プレートの表面に沿って2つの別個の空気流経路が形成され、当該2つの別個の空気流経路のうち一方は外部の空気を誘導し、他方は内部の空気を誘導する。当該冷却装置は、2つの別個のチャンバ(19、20)と空気が流動するように接続されており、且つ、一の平面内に並んでいる2つの吸気口(15、16)を特徴とする。さらに、2つの別個のチャンバは、誘導プレート(25、26)によって、プレートの上面および下面に形成されているチャネル(23、24)と、空気が流動するように接続されている。
公开号:JP2011515026A
申请号:JP2010550067
申请日:2009-03-04
公开日:2011-05-12
发明作者:ニコライ ウォルター;ジョチャム、サイモン
申请人:エンエフテー・ナノフィルターテヒニク・ゲゼルスシャフト・ミット・ペシュレンクテル・ハフツング;
IPC主号:H05K7-20
专利说明:

[0001] 本発明は、請求項1のプリアンブルに係る電子部品用の冷却装置に関する。]
背景技術

[0002] このような冷却装置は、独国特許文献第10 2004 030 675 A1号に記載されており公知である。当該特許文献によると、熱伝導が可能なように電子部品が取着されている実装プレートを特徴とする、電子部品用の冷却設備が記載されている。実装プレートには、複数の熱交換素子が取着されている。このため、実装プレートは、配電箱の裏面を形成し、且つ、カバーで被覆されており、配電箱の内部空間の外部には、送風機によって外気が誘導される流路が形成される。内部空間では、対流または追加で設けられる送風機によって、実装プレートに沿って別の気流が発生し得る。]
[0003] また、独国特許文献第102 33 736号に記載されているように、特別な熱交換素子を利用することが提案されている。]
[0004] 上述したような公知の冷却設備は、原則として、空気/空気熱交換方式で動作するものであり、配電箱の内部空間における内部の空気よりも外部の空気の方が冷たいと考えられる。公知のように、熱交換器による熱交換は、熱交換の対象となる媒質同士の間の温度差に非常に大きく左右される。このため、公知の冷却設備の冷却性能は、外部の気温が高い場合には満足な水準ではない。]
[0005] 先行技術の一例として、コンプレッサーまたはペルティエ素子を備える冷蔵庫の原理に応じて動作する能動冷蔵設備(米国特許第5,706,668号と同等)もまた公知である。一例を挙げると、独国特許文献第10 2006 034 487 A1号には、両側で放熱素子および吸熱素子と熱交換が可能な状態で接触しているペルティエ素子を複数備える熱交換器であって、流体加熱チャネルおよび流体冷却チャネルが放熱素子および吸熱素子に隣接している熱交換器が記載されている。]
[0006] ペルティエ素子を備える冷却設備は、独国特許文献第10 2006 020 502号、独国特許文献第10 2006 020 503号、独国特許文献第10 2006 020 499号、独国特許文献第299 21 448 U1号、および独国特許文献第203 01 232 U1号にも記載されている。]
[0007] 独国特許文献第201 05 487 U1号には、複数のペルティエ素子を備える冷却装置であって、周囲の温度に応じて冷却モードを切り替えることが可能である冷却装置が記載されている。これは、複数のペルティエ素子を、全て同時にオンに制御するか、グループ単位でオンに制御するか、または、全体として連続してオンに制御するか選択することができ、単純な方法で冷却性能を制御することができるためである。]
[0008] 独国特許文献第200 07 920 U1号には、ペルティエ素子を備える筐体のための送風装置が記載されている。当該送風装置では、冷却動作および加熱動作を切り替えることを目的として、気流を選択的に逆方向に制御することができる。]
[0009] ペルティエ素子は現在、放熱面および吸熱面を持つ平坦なプレートレットとして得られる。問題となるのは、言うまでもなく消費電気エネルギーと、効率または冷却性能が、温度次第であり、吸熱面と放熱面との間での温度差が大きくなると劣化してしまうという問題である。]
発明が解決しようとする課題

[0010] 本発明は、上述したような種類の温度調整装置を改善して、外部の温度の変化幅である広い温度範囲に対して所定の温度範囲内に電子部品の温度を維持し、出力密度が高いことを特徴とし、可能な限り小型化されており、消費電気エネルギーが小さいことを特徴とする温度調整装置を提供することを目的とする。]
課題を解決するための手段

[0011] 上記の課題は、請求項1に記載の特徴によって解決される。従属項は、本発明の有益な実施形態および改善点を示唆するものである。]
[0012] 本発明の基本原理によると、両面に熱交換素子が設けられたペルティエ素子を備える小型の冷却装置が実現される。当該冷却装置は、2つの別個の流路に接続された2つの吸気口および2つの排気口を有することを特徴とする。2つの流路のうち一方の流路は、ペルティエ素子の一方の面に沿って延伸しており、他方の流路は、ペルティエ素子の他方の面に沿って延伸している。2つの吸気口は、1つの平面内で平行に並んでいることが好ましく、各吸気口には、吸気空間から誘導プレートを通ってペルティエ素子の上面または下面にある対応する気流経路へと、流入する空気を誘導する換気装置が対応付けられている。]
[0013] 当該冷却装置は、19インチラックである(ISO)標準の配電箱に適応していることが好ましく、高さは1ユニット(U)、つまり44.45mmに過ぎず、幅は448mmで、奥行きは480mmであることを特徴とする。]
[0014] 当該冷却装置は、配電箱のスリットまたは開口から冷たい外部の空気を取り込んで、配電箱の内部空間において循環させるという純粋な循環設備として動作し得る。冷却性能を上げる必要がある場合には、ペルティエ素子をアクティブモードに切り替えてアクティブな冷却部として動作させることができる。ペルティエ素子としては、上述の寸法を考慮すると、最多で27個の素子を含むことが可能で、270ワットから405ワットの冷却電力が実現可能となるように各素子の電力は10ワットから15ワットとすることを特徴とする。]
[0015] 上述した循環動作の場合、換気装置のうち1つはオフに制御することも可能である。]
[0016] 要約すると、高さ方向の設置寸法が小さく、且つ、出力密度が高いハイブリッド型冷却装置が得られる。動作モードが2つ設定されているので、電気エネルギーの消費を節約することができる。当該冷却装置は、配電箱内でさまざまな方向で設置することができるので、冷却用の空気を上向きまたは下向きに放出することができる。]
図面の簡単な説明

[0017] 以下では、図面を参照しつつ実施形態例に基づき、本発明をより詳細に説明する。図面は以下の通りである。
本発明に係る冷却装置を備える配電箱を示す一部切り欠き斜視図である。
本発明に係る冷却装置を示す概略斜視図である。
本発明に係る冷却装置を開いた状態を示す概略上面図である。
図3のラインA−Aに沿って切断した様子を示す図である。
図3のラインB−Bに沿って切断した様子を示す図である。] 図3
実施例

[0018] 図1は、従来の配電箱1(ドアなし)を示す図である。配電箱1は、電気部品および電子部品を滑動して挿入して保持するための側面トラック2および3、ならびに、外壁が取り付けられている垂直担体4、5、6および7を備えている。担体のうち2つ、本例では、担体4および6は、部品を滑動させて取り付けるべく列状に設けられた穿孔8および9を備える。担体5および7にも、対応して列状に穿孔が設けられているとしてよい。] 図1
[0019] 本発明に係る冷却装置は、このような(ISO)標準の配電箱の寸法に合わせて構成された滑動部材として実現されている。当該冷却装置は、例えば、19インチの配電箱で利用される場合、上記の寸法を持つ。冷却装置全体は、参照番号10で表す。冷却装置10は、孔13および14を有する2つの側面折り返し部11および12によって、担体4および6ならびに列状に設けられた穿孔に取り付けられ、トラック2および3によって保持される。]
[0020] 図2から分かるように、当該冷却装置には、1つの平面内で互いに平行に隣接して並べられる2つの吸気口15および16が設けられている。吸気口15および16には、換気装置(不図示)が配設されており、矢印17および18で対応付けて示すように2つの別個のチャンバ19および20に外部の空気を引き込む。このため、2つのチャンバ19および20は、パーティション21によって分離されている。] 図2
[0021] 2つのチャンバ19および20に隣接して、両面に熱交換素子が設けられているペルティエ素子を多数有するペルティエプレートが配設されている。ペルティエプレート22は、高さHの中央地点に配設されており、冷却装置の領域を第1のチャネル23および第2のチャネル24に分割している。チャネル23は、空間19に接続されており、パーティション21と接続されている誘導プレート25によって、開口15を介して流入した空気を確実に第1のチャネル23にのみ流入させる。同様に、第2の空間20は誘導プレート26によってチャネル24に接続されており、吸気口16を介して引き込まれた空気はチャネル24のみを流れる。]
[0022] 第1のチャネル23は、正面方向に向いている排気用開口27で終わるが、第2のチャネル24は、設置箇所に応じて冷却装置の上面または下面に設けられている1以上の排気用開口28で終わる。つまり、冷却装置は、冷却用の空気が上向きまたは下向きに放出されるように、設置され得る。排気用開口18は、冷却装置の幅全体にわたって延設されているとしてよい。しかし、当該冷却装置は、別の寸法に従って構成して、冷却用の空気を、より良く狙いを定めて且つより集中させて、所定の箇所に対して放出するとしてもよい。]
[0023] 排気口27は、図1に示す配電箱に当該冷却装置を設置する際に、裏面30の開口29と位置合わせされる。一方、第2のチャネル24の開口28は、配電箱1の内部空間に向かって位置合わせされる。] 図1
[0024] ペルティエプレート22は、アクティブペルティエ動作モードにおいて、熱い面(熱面)と冷たい面(冷面)を持つ。アクティブ冷却動作モードにおいて、熱面がチャネル23の方向を向き、冷面がチャネル24の方向を向くように、ペルティエ素子に電圧が印加される。]
[0025] 当該冷却装置は、上述したように、2つの動作モードに従って動作させられる。第1の動作モードでは、純粋な空気循環装置として動作する。この場合、吸気口15に設けられている換気装置はオフに制御されて、吸気口16に設けられている換気装置のみを動作させる。このため、吸気口16では矢印18で示すように、チャンバ20へと空気を引き込み、チャネル24を介して排気口28から放出する。この場合、外部の空気は、配電箱のスリットおよびその他の開口から引き込まれ、従来通り内部空間へと導かれ、開口(不図示)を介して外部に放出される。]
[0026] 外部の空気の温度が高いために十分な冷却効果が得られない場合には、ペルティエプレート22またはペルティエ素子をアクティブモードに切り替えて、吸気口15に設けられている換気装置をオンに制御する。吸気口16を介して引き込まれた空気は、矢印18に示すように、チャネル24側の、ペルティエプレート22のうち能動的に冷却された面を通って、排気口28から排気される。吸気口15を介して取り込まれた空気は、矢印17で示すように、ペルティエプレート22の熱面を通り、排気用開口27によって放熱する。このため、この空気は、配電箱の裏面30に設けられている開口29によって外部に輸送される。]
[0027] 図3は、部分的に開いた状態の冷却装置を示す平面図である。同図でも、換気装置の図示は省略している。同図には、チャンバ19および29に対する2つの開口15および16、2つのチャンバ19および20を分離しているパーティション21、ならびに、空気流17および18をペルティエプレート22の2つの面に誘導する誘導プレート25および26(図4および図5を参照のこと)が示されている。さらに、チャネル24の排気用開口28が認められる。] 図3 図4 図5
[0028] 図4は、ラインA−Aに沿って切断した様子を示す図であり、第1の換気装置32によって吸気口16から矢印18に沿って取り込まれた空気流が、チャンバ20に流入し、誘導プレート26を通ってチャネル24へと流入し、排気用開口28に到達する様子がより明瞭に示されている。同様に、図5は、ラインB−Bに沿って切断した様子を示す図であり、第2の換気装置33によって吸気口15から矢印17に沿って取り込まれた空気流が、チャンバ19およびチャネル23に流入して、ペルティエプレート22の他方の面に沿って排気用開口27へと移動する様子を示している。] 図4 図5
权利要求:

請求項1
電子部品用の冷却装置であって、両面に熱交換素子が設けられているプレートを備え、前記プレートの表面に沿って2つの別個の空気流経路が形成され、当該2つの別個の空気流経路のうち一方は外部の空気を誘導し、他方は内部の空気を誘導する冷却装置であって、2つの別個のチャンバ(19、20)と空気が流動するように接続されており、且つ、一の平面内に並んでいる2つの吸気口(15、16)に特徴付けられ、前記2つの別個のチャンバ(19、20)は、誘導プレート(25、26)によって、前記プレートの上面および下面に形成されているチャネル(23、24)と、空気が流動するように接続されており、前記プレートは、少なくとも1つのペルティエ素子(22)に特徴付けられる冷却装置。
請求項2
外形寸法が、高さがISO標準の単位に対応しているISO標準配電箱に滑動して挿入されるように合わせられている請求項1に記載の冷却装置。
請求項3
チャネル(23)は、正面に設けられている排気用開口(27)に接続されており、他方のチャネル(24)は、前記冷却装置の上面または下面に配設されている排気用開口(28)と、空気が流動するように接続されている請求項1または請求項2に記載の冷却装置。
請求項4
前記他方のチャネル(24)の前記排気用開口(28)は、前記冷却装置の設置箇所に応じて、上向きまたは下向きに構成されている請求項3に記載の冷却装置。
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引用文献:
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